<< [ゲーム作り]天使と悪魔 | main | [Perl]Regexp::Assemble を使って連想配列のキーに正規表現を使う >>

東野圭吾が好きなんだが

このエントリーを含むはてなブックマーク hateb
僕は、東野圭吾が好きなんだが、最近はこのことをあまり大きな声で言うのが恥ずかしい。一昔前に、赤川次郎や宮部みゆきを好きというのに通じる恥ずかしさだ。流行好きというか、ミーハーというか。でも好きだから仕方がない。赤川次郎や宮部みゆきも好きだった僕が、この道を通るのはいたしかたない。

最近でこそ、テレビや映画にもなる東野作品だが、彼がこういう風になるのになぜこんなに時間がかかったのか、むしろそれが不思議だ。僕が東野圭吾を読むようになったのはまだ実家にいる頃だったから、少なくとも2002年より前だ。その頃から読んでいるからミーハーってわけじゃないんだよ!とかくだらないことをいいたいわけだったんだけど、東野圭吾のデビュー年を考えると、それでも遅いくらいだ。最近の作家のように思えるけど、東野圭吾のデビューは実は1986年。僕なんてまだ小学生だったころだ。ズッコケ3人組とか、もうちょっと頑張って宗田理シリーズに僕がハマる少し前くらいには、すでにデビューしていたことになる。その頃からのファンの人は、いまの東野圭吾の状況を見て、うれしいやらさみしいやら。クラスの中で、地味にかわいいけど目立たない子を、自分のお気に入りとしてみんなに内緒で毎日ながめていたら、その子がいきなりアイドルデビューしてちやほやされてしまうという、あのショックと同じといえばわかりやすいか。

こんなグチっぽいことをいいたかったわけではない。本題に戻そう。最近の東野小説はもちろん面白いのだが、昔の作品も負けず劣らず面白い。にわかファンの君たちは映画かされたものや、ドラマ化されたもの、あるいは賞をとった作品くらいにしか目を通していないのではなかろうか。

そこでだ。
完全に独断だが、そういうメジャー作品ではないなかから、僕のおすすめを2冊紹介しよう。東野作品はほとんど持っているのだが、リピートリード率が最も高いのがこの2作品だ。

パラレルワールド・ラブストーリー

東野 圭吾 ¥ 780
初読み!東野圭吾さんの作品
記憶の改編という科学的にも非常に難しいテーマについても分かりやすく描かれていた
パラレルワールド・ラブストーリー
自分の知っている自分は本当の自分なのか
序章から始まる世界観
これはヤバい。まず何がヤバいって、タイトルがね。ここまでそそらないタイトルもなかなかつけられないと言うくらい、タイトルがださい。本の内容をうまいことあらわしているタイトルなんだが、いかんせん「ラブストーリー」とか言い切られると、東京ラブストーリーにかなうわけないとか思わざるを得ない。そこで、誰もが書店でスルーしてしまうと思うんだが、このタイトルからは想像もつかないほどアレなんだ。記憶とか脳とかを題材にするのは、東野作品ではめずらしくないのだが、そういうSFを題材にとりながらも、ラブストーリーと言い切ってしまうのになんのためらいも抱かせないくらい切ない。

「20代で構想を思いつき、30代で書いた。そして、いまではもう書けない。そんな作品だ。」
本人にこういわしめた名作だ。

仮面山荘殺人事件

東野 圭吾 ¥ 560
消費されるストーリー
この著者の作品を初めて読んだ本
期待しすぎずに読めば・・・
タイトルの「仮面」にも意味あり!
好き嫌いが分かれるか
僕が初めてであった東野小説で、これでいっぺんに東野圭吾を好きになってしまった。ただ、内容に踏み込んで紹介するタイプの本ではないので、かわりにあらすじを紹介する。

■出版社/著者からの内容紹介
8人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。外部との連絡を断たれた8人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。恐怖と緊張が高まる中、ついに1人が殺される。だが状況から考えて、犯人は強盗たちではありえなかった。7人の男女は互いに疑心暗鬼にかられ、パニックに陥っていった……。

もうこのシチュエーションだけでワクワクするよね。え、どういうこと。なんでなんで?何が起こってるの?ってさ。

途中、東野圭吾はおんなごころがわかってないんじゃないのかなんて、生意気なことを思う部分もあったが、いろいろとわかってないのは自分だということに気づかされた。手軽に読めるし、読んで損はない作品だ。
| マイニュース | 11:39 | comments(0) | trackbacks(0)
この記事のトラックバックURL
http://en.yummy.stripper.jp/trackback/1228461
トラックバック
コメント
コメントする